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頸部
- 2021/10/09
<運動器系・頭頸部>
2.頭頸部の体表及び局所解剖
(2)頸部
頸部の前面には舌骨の一致するくびれ、後頭隆起及び鎖骨の胸骨端の間にあります頸窩と胸鎖乳突筋の帯状の膨らみが顕著です。側面では、胸鎖乳突筋の後縁と僧帽筋の外側縁と鎖骨に囲まれた後頸三角(外側頸三角)を触れることができます。
胸鎖乳突筋より内側の前頸三角(正中線、下顎骨下縁、胸鎖乳突筋前縁)は、顎二腹筋と肩甲舌骨筋及び舌骨によってさらに細区分されます。
頸部は内部構造的に、後方の発達した筋群とこれに囲まれた脊柱と、浅層の筋群に包まれた縦に走る血管や神経及び内臓の2部に分けることができます。椎前筋の直前に明瞭な境界(咽頭後隙)があります。