腰痛の悩みに仙台市青葉区のカイロプラクティック真心堂療術院|第13回 ワンポイント 豆知識 『筋骨格系疾患の危険因子について』

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第13回 ワンポイント 豆知識 『筋骨格系疾患の危険因子について』

2015/09/19

はじめに

『今腰が痛い方』『違和感がある方』『ずっと腰痛に悩まされている方』などにとっては必見です。

皆さんは、腰痛をはじめとした筋骨格系疾患(首・肩・腰などの多くの痛み)が治らない理由を知っていますか?

一般的には、『背骨が歪んでいるから』『骨盤がズレているから』『椎間板に問題があるから』などの理由が挙げられます。

多くの研究で、筋骨格系疾患の危険因子が解ってきました。

レッドフラッグ」「イエローフラッグ」「ブルーフラッグ」「ブラックフラッグ」の4種類に分類されます。

皆さんは、この4種類のフラッグを聞いたことがありますか?  あるいは説明を聞いたことがありますか?

例えば、『あなたの腰痛はイエローフラッグとブラックフラッグが原因ですね』というような説明です。 ないですよね?

患者さんの身体を診ている我々プロの治療家ですら、これらの4種類を知らない治療家がいると思います。 正直、当院も最近知りました。

何故なら、これまで勉強した教科書には載っていませんし、先輩・同僚の先生方からも話が出ないからです。

しかし、我が日本の国から患者さんを減らす、今40兆円ともいわれる医療費を減らす意味においても、このことはとっても重要なことですので、参考にご一読ください。

 

レッドフラッグ】‥腰(患部)に問題がある場合

<例>がん、圧迫骨折、強直性脊椎炎 など

※強直性脊椎炎とは

背骨や骨盤の関節組織が何らかの原因で骨に変わり、骨同士がくっついてしまう病気です。

<主な症状>

腰や背骨が重く感じだり、硬くこわばって動かしにくい、または筋肉痛のような痛みがあります。

<主な原因>

詳しい原因は不明です。遺伝的な要因があると考えられます。

<その他の情報>

日本の患者数は、400~500名くらいで珍しい病気です。そのうち患者のほとんどが10~20歳代の若者で、男性に非常に多い病気です。(女性の5~10倍)

これらの病気は、真っ先に専門医に診てもらう必要があります。

しかし、腰に問題がある腰痛は、悪性腫瘍 0.7% 椎体圧迫骨折 4.0% 脊椎感染症 0.01% 強直性脊椎炎 0.3% 馬尾症候群 0.04% と極めて希です。

レッドフラッグ」は極めて希で、多くの腰痛はレッドフラッグ以外(腰以外)から起こっているということをまず知ってください。

 

イエローフラッグ】‥病気に対する心の持ち方に問題があるもの(心理学的因子)

・骨盤がズレやすいから無理をしてはいけない

・腰痛は怖い病気だ

・家族、職場の人達が痛みを理解してくれない   など

痛みが現れる、慢性化する、再発するのには心の状態が最も多く関与します。

このことを如何に撃退できるかが、筋骨格系疾患の重要ポイントと言われています。

 

ブルーフラッグ】‥職場に関連した問題

・満足度の低い仕事

・ストレスの多い職場

・労使間のコミュニケーション不足

職場の環境のせいで、腰痛や筋骨格系疾患が発症したり、慢性化します。

残念ながら、患者さんと治療者側だけで解決できないことが判明しています。

 

【ブラックフラッグ】‥患者を取り巻く社会的問題

・会社や医療関係者との意見の不一致

・補償問題

・恐怖心をあおるメディアに対する過剰反応

・家族からの否定的反応

・社会的孤立  など

ブラックフラッグは、治療者が介入できない分野です。

 

【参考資料】

腰痛の定義、診断、治療などに関して科学的証拠を元に記した「腰痛ガイドライン」において、様々な“心理学的・社会的因子”が腰痛の発症に関わり、回復を妨げて慢性化させたり、再発率を高める危険因子として定義されています。

そこで、腰痛の慢性化因子について、特に詳しく解説されているニュージーランドのガイドライン(2004年版)の内容をご紹介いたしますので、あくまでも参考としてご一読ください。

 

腰痛ガイドライン(ニュージーランド 2004年版)

腰痛を慢性化させる危険因子(イエローフラッグ)

1.腰痛に対する不適切な態度と信念

・腰痛の害に対する思い込みが強かったり、痛みに対する過度の恐怖心から、極端に痛みを回避するための行動を取り続けている。そして、そのうち車椅子生活や寝たきりになるかも知れないと思っている。

・痛みが完全に消えなければ、日常生活や仕事には戻れないと考えている。

・日常生活や仕事を行うと痛みが強くなると信じていて、元の生活に戻るのが不安である。

・今の自分は絶望的で最悪の状態に陥っているなどと、身体の症状に対して誤った解釈をしている。

・痛みを消すのは難しいと信じ込んでいる。

・積極的に社会復帰しようとは思えない。

2.不適切な行動

・長い間安静にしたり、必要以上に休息を取ったりする。

・腰に悪いからと、日常生活において様々な動作・作業をすることを避けているため、運動不足である。

・運動に関する指示を守らず、気が向いた時にしか身体を動かさないので、日によって運動量が大きく異なる。

・日常生活における活動から逃れたいばかりに、徐々に生産的な活動から離れて行くような生き方に変わってきた。

・自分の痛みを0から10の尺度で例えた場合、10を超えるような極めて激しい痛みであると大げさに表現してしまう。

・治療者や医療機器に対する依存心が強い。

・腰痛を発症してからあまりよく眠れない。

・腰痛を発症してからアルコールやサプリメントなどの摂取量が増え続けている。

・タバコを吸う習慣がある。

3.補償問題

・経済的に困窮しておらず、お金のために職場復帰する必要があまりない。

・生活保護(所得保障)や医療費の問題でトラブルがあり、その解決が遅れている。

・腰痛以外の傷害や痛みの問題で補償請求をしたことがある。

・腰痛以外の傷害や痛みの問題で仕事を3ヶ月以上休んだことがある。

・前回の腰痛でも補償請求と長期欠勤をしていた。

・過去に効果の上がらない治療を受けた経験がある。または無関心でいい加減な対応や、酷い対応をされたと感じることがある。

4.診断と治療の問題

・腰の機能回復を目指す具体的な治療は行われず、ただ安静にしているように指示された。

・腰痛に関して、複数の異なる診断や説明を受けて混乱した経験がある。

・絶望感や恐怖心を感じるような診断名を告げられた(寝たきりや車椅子による生活を連想させるようなもの)。

・すべて治療者任せの“受け身”な治療を続けているうちに、治療への依存心が強くなり、腰痛がさらに悪化している。

・腰痛以外の問題で何度か医療機関を受診している。

・身体を機械のように考えていて、壊れた個所を修理すれば必ず治るなどと、医療技術への過度の期待感を持っている。

・これまで受けてきた腰痛治療に対して不満がある。

・仕事を止めなさいというアドバイスを受けたことがある。

5.感情の問題

・日常生活や仕事を行うことで痛みが強まり、それに対する恐怖心がある。

・抑うつ状態(特に長期間にわたる気分の落ち込み)があり、楽しいと思えることがない。

・通常よりもとても怒りっぽくなっている。

・不安が強くて身体感覚が過敏になっている(パニック障害も含む)。

・自分の気持ちを抑えられないほど大きなストレスを感じている。

・社会的不安があり、社会活動にも興味がない。

・自分は役立たずで、誰にも必要とされていないと感じている。

6.家族の問題

・配偶者や親族などの身近な人が、自分の腰痛に対して過保護である。あるいは痛みに対する恐怖心をあおったり、絶望的な気持ちにさせたりする(大抵は善意からのもの)。

・仕事を代りにしてくれるなど、配偶者やパートナーが熱心に気遣ってくれる。

・無視したり欲求不満をぶつけたりなど、配偶者やパートナーから酷い仕打ちを受けている。

・職場復帰へ向けたあらゆる試みに家族の協力が得られない。

・様々な問題について語り合える相手がいない。

7.仕事の問題

・漁業、林業、農業、建設業、看護師、トラック運転手、作業員などの肉体労働をしていた(る)。

・頻繁に転職を繰り返す、ストレスの多い仕事、不満のある仕事、同僚や上司との関係がうまくいかない、やりがいのない仕事などをしていた(る)。

・仕事は腰にダメージを与え、危険で有害なものだと信じ込んでいる。

・非協力的で不幸な職場環境で働いていた(る)。

・学歴が低く、社会経済的地位も低い。

・物を持ち上げる、重い物を扱う、座りっぱなし、立ちっぱなし、車の運転、振動を受ける、同じ姿勢を取り続ける、休暇が取れない、勤務時間やスケジュールが不規則など、身体に対する負荷や負担が強い仕事をしていた(る)。

・24時間交替勤務制、若しくは人が働かないような時間に仕事をしていた(る)。

・職場復帰する際、軽い仕事から始めたり、段階的に勤務時間を増やしたりすることが許されない。

・腰痛に対する会社側の対応で嫌な思いをしたことがある(腰痛になったことを報告するシステムがない、報告が禁止されている、経営者や上司からの懲罰的な反応など)。

・会社側が関心を持ってくれない。

 

以上、参考として記しましたが、驚きですね。 このようなことが痛みの原因になると判明しているのです。

本文を見ていかがだったでしょうか?

 

心の面や社会の面は、我々に深く深く関わっています。そして、そのせいで今なお金骨格系疾患の患者さんは増え続けているのです。イエローフラッグ、ブルーフラッグ、ブラッグフラッグのすべてを診るのは不可能ですが、患者さんも我々治療家もこの辺に頭を入れて行動することが大切であると思います。

 

最後に、我が日本から、腰痛を始めとした筋骨格系疾患を減らすためには、患者さんは勿論のこと、ご家族、労働者を雇う経営者・上席者、そして我々治療家のすべての人々が三位一体となって、真の痛みであることを知り、意識改革と環境を変えて行く必要があると思考します。

 

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